







7月30日土曜日の午後、劇場の事務所でJOYCCO科学あそびの会『カラフルホットケーキを作ろう!』を開催しました。
参加者はIさん親子3名。
市販のホットケーキミックスに紫イモパウダーを加えていつものようにホットケーキを作ります。
卵と牛乳を加えてよくかき混ぜると、薄紫色になります。
ところがこれをフライパンで焼くと、火が通るにつれてみるみる色が変わるので、参加者の皆さんはびっくり!
なんとも不気味な青緑っぽいホットケーキができあがりました。
ハチミツをかけておそるおそる食べてみると、いつものおいしいホットケーキの味がします。
種明かしすると、ベーキングパウダーに含まれる重曹が加熱によってもっと強いアルカリ性の物質に変り、紫イモの色素を青緑色に変化させたのでした。
ところで、このホットケーキにスライスレモンを漬け込んだ甘酸っぱいハチミツをかけると、今度はピンク色に変化します。
紫イモの色素は酸性では、赤・ピンクになるからです。
ブルーベリー果汁でも同様の実験ができます。
ホットケーキを食べたあとは、オマケの実験です。
消毒に使うオキシフルに台所洗剤を混ぜてペットボトルに入れます。
ここに、ぬるま湯で溶いてドロドロにしたドライイーストを流し込むと、ワーッと細かい泡が湧き上がってボトルの口からあふれ出します。
「象の歯磨き粉」という有名な実験です。
もっと濃度の高い薬品を使うと噴水のように泡が吹き上がります。
いつか子どもたちと一緒にやってみたいと思っています。
というわけで、少人数でしたが身近な材料でおいしい科学あそびができました。(M.M)